Interview
Customer Profile医療法人 宜野湾整形外科医院
| 院 長 | 福嶺 紀明 先生 |
|---|---|
| 開設年 | 2022年 |
| 診療科目 | 整形外科・リハビリテーション科 |
| 所在地 | 沖縄県宜野湾市真栄原3-7-7 |
| 連絡先 | 098-897-1891 |
| 診療時間 | 月・火・水・金/8:30〜11:30、14:00〜17:30 木・土/8:30〜11:30 |
| 休診日 | 日・祝日 |
Q1. ご開業のきっかけは?
36〜37歳の頃、勤務していた病院で多くの手術を担当し、継承にはあまり興味がありませんでした。しかし父や家族からの頼みもあり、決断しました。
Q2. 琉球光和を知ったきっかけと印象を教えてください。
他院の内覧会で秦社長と担当コンサルタントの石川さんにお会いし、一気に話が進みました。何より石川さんを中心としたトータルコーディネート力に助けられました。
移転と改装の計画を20通りほど検討し、費用試算も詳細に行ってもらい、結果として移転費用の4分の1程度で改装が可能になりました。診療を続けながらの計画でしたが、心から感謝しています。
Q3. 内装デザインのこだわりは?
開放感のある丸天井の待合室は石川さんの提案です。
受付背面のエコカラットとクリニックのロゴのライトアップなどもこだわりのひとつです。温かみのある色合いにするか、白基調にするか悩みましたが、最終的に選んだ温かいトーンには満足しています。
久しぶりに来られた患者様からは「すごいね!」「きれいになったね!」「先生、頑張ったね!」と声をかけていただき、やってよかったと思いました。

Q4. 開業で苦労したことは?
開業医は"経営者"でもあります。保険診療のルール、人材採用、給与、労務、営業時間…とにかく最初は知らないことばかりでした。
昭和53年の開業当初は病床もあり、その後病棟閉鎖→デイサービス転換と大きな変化を経てきたクリニックだったので、昭和に作られたアナログな仕組みをデジタル化し、現代に合う形に整えていく作業がとても大変でした。まず大量のレントゲンフィルムを電子化し、さらに紙カルテも電子カルテへ移行することで2部屋分のスペースを確保しました。この電子化によって動線改善、待ち時間短縮、空間の有効活用が実現しました。
また、昔からの患者さんの中には「先代の方が良かった」と言う方もいました。そのため、父が担当していた患者さんはできる限り父が診るようにし、新患は私が診る形をとりました。
Q5. どのような患者様が来院し、どのような診療をされていますか?
午前中は主に高齢者の腰痛・首や肩の痛みなど、整形外科一般を診療しています。また、骨粗しょう症の治療にも力を入れています。
午後からは、小・中・高校生のスポーツ障害、特に野球肩・野球肘の治療と予防に注力しています。
理学療法士と連携し、エコーを用いた丁寧な診療、治療プランの提案まで行えるのが大きな特徴です。
Q6. 肩の専門分野に進んだ経緯は?
大学時代、膝で有名な教授のもとで学ぼうと福岡に残ることを決めました。しかし入局前にその先生が亡くなってしまい、膝の勉強ができなくなったんです。そこで、自分の好きな"野球"に関わる仕事がしたいと肩のグループに所属しました。
大学病院がソフトバンクホークスのチームドクターを務めていたこともあり、そこから自然と肩の領域にのめり込んでいきました。

Q7. 先生が大切にされている理念を教えてください。
患者さんを幸せにするのはもちろんですが、それだけでは十分ではないと思っています。スタッフ、取引業者さん、薬局さんなど、関わるすべての人が幸せになるクリニックでありたい。その人たちを応援しているつもりが、いつの間にかこちらが応援される立場になっていく―そんな関係性を目指しています。
また、医療施設というのは、僕らが思う以上に患者さんにとっては勇気が必要な場所です。「行くのが怖い」「面倒だ」「やめようかな」…そんな気持ちを抱えて来院される方も多いです。
だからこそ「病院ってこんなに気軽に来ていいんだ。来てよかった、また来よう」そう思って帰っていただくことを目指しています。敷居を少しでも低くし、安心して通える場所でありたいですね。
Q8. 今後どんなクリニックを目指していきたいですか
行動指針は「新しいこと・楽しいこと・みんなのためになること」です。この言葉は開業当初に読んだ小山薫堂さんの『幸せの仕事術』の一節で、10年以上大切にしてきました。
新しいことは楽しいし、挑戦につながり、持続可能性も生まれる。そしてみんなのためになることは必要とされること。この3つが揃えばたいていの物事はうまくいくと考えています。父の代から40年続いてきたクリニックを「維持する」のではなく、さらに50年、60年続くクリニックにすることが目標です。
今後力を入れたい分野については企業秘密ですが(笑)、沖縄ではまだ浸透していない、スタッフがワクワクして、そして患者さんも幸せになる事業を計画中です。
Q9. これから開業する方へのメッセージ
継承をするにあたって私は相当苦労したと思います。既存のクリニックを大きく変えながら自分のスタイルに近づけたので、一般的な新規開業とはまた違った大変さがありました。その経験を踏まえ、いつも伝えているのは「関わるすべての人を幸せにしてください」ということです。
目先の患者数や利益ではなく、10年、20年と続くクリニックをどう作るか。そこを考え続けることが大切だと考えています。
元オリックスの比嘉幹貴投手が山本由伸選手にかけた「いい時ほど謙虚に、悪い時ほど明るく」という言葉を心に刻んでいます。

プランナーからのメッセージ
福嶺先生とお会いしてまず感じたのは、医師としての専門性だけでなく、経営者としての確かな心構えと先進的な発想力でした。父の代から続くクリニックを引き継ぐ責任を背負いながらも、現状維持にとどまらず、スタッフと共にワクワクしながら成長していきたいという想いを語られる姿に、強く感銘を受けました。
打合せでは、診療を止めずに移転・改装を進めるという難しい条件の中、何通りもの計画を検討しました。院内全体の開放感や温かみを大切にしながら、「患者さんが安心して来院できる空間」を目指し、同時に電子化による動線改善や業務効率化を着実に進めていく。その一つひとつの判断に、経営者としての冷静さと覚悟を感じました。
「患者さんだけでなく、スタッフや取引先など、関わるすべての人を幸せにする」という福嶺先生の理念に触れながら、その歩みを支えるお手伝いができたことを大変ありがたく思います。宜野湾整形外科医院がこれからも地域に信頼され、長く愛され続ける存在として発展していくことを心より願っております。
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